TPP合意で著作権保護期間が70年に変わる
今日、TPPが基本合意されました。
もう手遅れと言われつつ日本が参加してからでもはや2年が経過しました。
農業分野など、もっと大胆に譲るべきだったと個人的には強く思います。
今後無駄に税金が投入され一部が肥え太り、一部の政治屋が当選重ねるために数兆円から数十兆円が税金から無駄に使われるのかと思うと、悲しくなります。
さて、これからいろいろなことが判明していくはずです。
はやくも、著作権保護期間が70年で妥結したという速報がNHKで流れていました。
関係ないと思っている人もいるでしょうが、ネットで活動しているとそうとはいえないことが多いです。
パブリック・ドメインという誰でも自由に使えるコンテンツがたくさんあります。
著作権保護期間が過ぎて誰でも商業的にも好きに使えるそういうものです。
なんと、他人の著作物でも(というか他人の著作物でないものは基本的にはないわけですが)商品化することさえ出来てアメリカなどではそれが活発にビジネスとして扱われ大金が動いています。
日本では著作権保護期間が50年とされています。
作者の死語、50年間は著作権が守られています。
没後、50年と1日たったものは誰でも好きな様に扱えます。
たとえば、デジタルブックなどには、そうした著作権の切れた作品が誰にもお金を払われることなく掲載され販売されています。
個人でも自由になんでもできるわけです。
その基準が今日、50年間から70年間へと20年も延長が決まったのだそうです。
法律が今日の妥結に合わせて改変され施行され次第、いまは合法的なものが著作権侵害、著作権違反なものに変わります。
法律次第ですが、場合によっては突然、著作権違反になり逮捕され莫大な罰金を課せられたり実刑になったり、権利侵害に対する賠償請求訴訟を山のように抱えたりすることになるかもしれないわけです。
運が良ければ経過措置があるでしょう。
ただ、変更後も自由にできるとか公開したままで要られる可能性はありません。それでは有名無実になってしまいます。
いますぐに、著作権切れのコンテンツを利活用していないか、チェックして対応を進める必要に迫られています。
追記
いままでは親告罪でした。
つまり、著作権者が訴えなければ無罪状態
今後は、非親告罪となります。
すなわり、他人の直作物を許諾なく使用すれば自動的に著作権違反として逮捕拘禁・処罰の対象になります。
これは実に怖いです。
ネットでは、よく、無関係な人が勝手に騒いで火のない所に煙をもうもうと上げて喜ぶ傾向があります。そして日々その悪しき傾向が悪化しています。
警察でも、著作権違反とチクられれば対応しないと騒動になるので、調査し逮捕訴追しなくてはいけないような雰囲気へと自動的になっていくのでしょう。
訴えられなければOK的な、困ったことを吹聴するひとも時々見かけます。
時代はもうそんな悠長なことが通用するような古典的な何でもやり放題なときとは、とうに変わっているんです。